自然の、その多様性に圧倒される。

森と湖沼。多彩な植物と道。これこそが志賀高原。

「池めぐりコースは」広大なエリアに豊かな自然を有する志賀高原のイメージそのままの、 亜高山針葉樹の原生林の森と湖沼を巡る、志賀高原を代表するトレッキングコースです。眺望のすばらしい前山山頂付近から、前山湿原、浮島のある渋池、湿性植物の可憐な花が咲き乱れる四十八池、エメラルドグリーンに輝く大沼池など見どころたくさんです。

健脚向け分岐コースとして、志賀山・裏志賀山を巡るコースを選択することもできます。時間に余裕のある場合は、大沼池入口から清水新道を通り、信大自然教育園から、自然探勝コースへ足を延ばすことも可能です。

池めぐりコースの見所

前山山頂と前山湿原(1,810m)

前山リフトの終点が前山の山頂。前山山頂からは、眼下に熊の湯硯川地区のホテル群が見えます。また、西南西の方向に特徴のある形を見せる頂の笠ヶ岳 (2,075m/直線約2k)や、東南の方向に志賀高原で二番目に標高の高い横手山(2,305m/山頂直線距離約3k)、目の前(東北東)に山頂に火口 湖のある鉢山(2,041m/直線約1.5k)が望めます。

前山山頂から渋池へと続く歩道の両側に前山湿原が広がっています。湿原には湿原特有の植物、モウセンゴケ・ワタスゲをはじめ様々な高山植物が見られます。

浮島のある渋池(1,800m)

渋池には浮島があります。浮島や周辺には モウセンゴケがたくさん生えています。周辺には、1800mのこの標高では珍しいハイマツが見られます、氷河期の名残と言われています。

前山山頂の展望と周辺の湿原そして渋池までの散策コースは、サマーリフトを利用したミニ池めぐりコースとしても人気です。

志賀山(2,035m)・裏志賀山(2,040m)経由コース

四十八池に直接向かうコースと、志賀山・裏志賀山を経由するコースの分岐があります。可能であれば両志賀山を経由するコースもお勧めです。このルートに は、お釜池・鬼の相撲場の池・志賀の小池・黒姫池・元池がを見ることができます。

また、 四十八池を箱庭のように望めたり 、大沼池を眼下に見ることのできるビューポイントもあります。

四十八池(1,890m)

森が突然開け高層湿原が目の前に出現します。池塘が段々畑のように点在し、その間を木道が設けられていて、たくさんの湿原植物を見ることができます。

鉢山方面への登り口のある四十八池の南側の分岐点周辺には、ベンチ付きの東屋がありここから湿地帯の中の木道を通って湿地北側の端まで行くと、志賀山登山ルートを越えてくるルートと合流し、大沼池方面へと向かうルートに入ります。

大沼池(1,730m)

火山のせき止め湖で、 周囲5.5km志賀高原で最も大きな湖。強酸性湖のため魚類は生息しませんが、大沼池に住む大蛇と黒姫の悲恋の物語を持つ神秘的な美しい湖です。 見る位置や角度により多彩な表情を見せてくれます。

大沼池周辺には大沼レストハウスがあり、オープン時は無料休憩所としてお使いいただけます(ご注意:お食事等の提供はいたしておりません)。

心地よい風と光に包まれて、大自然の中でくつろぎのひと時を。

大沼池 - 神秘色のグラデーション

透き通る無彩色から完璧なエメラルドグリーン。そして空よりも深い紺碧へ。そこに朱塗りの鳥居が色彩を更に引き立たせる。伝説の残り香と共に。

志賀高原は大沼池の4K映像をご用意しました。美しい色の移り変わりをご覧ください。

大沼池をもっと楽しむ。

大蛇と黒姫伝説【読む】

大沼池に棲む大蛇は志賀高原の守り神でしたが、嫁はいませんでした。ある春、いつものように見るからに立派な若者に姿を変えた大蛇は中野東山の花見に詣でて一人のとても美しい女性と出会いました。この女性は時の中野の最高権力者である小館城の殿様高梨摂津の守政盛公の娘、黒姫でした。二人は互いに惹かれあい、恋をしました。しばらく交際の後、若者は「私は大沼池の主で、志賀高原の守り神の大蛇です。私にあなたの娘の黒姫を下さい」と願いでましたが殿様は「人間でもないものにどうして娘をやれるものか」と言下に断りました。

しかし若者はあきらめず毎日毎日城を訪れお願いしました。根負けしたのか殿様は「わしの乗った馬の後をついて城の周りを七周できたら姫をやろう」という条件をだしました。若者は喜んでこれをのみましたが、これが罠でした。殿様は城の廻りに刀を逆さにして植え、そのうえで大蛇を走らせ、殺そうとしたのでした。

その日がきて若者は殿様の後をついて走り出しました。殿様は馬の名手、追いつけなくなった若者は大蛇の姿に戻り後を追ったからたまりません。大蛇の体は逆植えの刀に裂かれ、傷つき血は流れ、恐ろしい有様になりながらも約束通り七周をまわりました。殿様の計略通り大蛇は倒れ、起きあがってきませんでした。

しかし、やがて息を吹き返し起きあがってあたりを見回すと誰もいないのに気づいた大蛇は、殿様が約束を破ったのを知りました。怒りに震え志賀高原に戻った大蛇は、一族郎党の手を借りて雨雲を呼び、暴風雨を起こし、さらに志賀高原中の池を決壊させて大水で小館城を流そうとしました。

中野の村に大洪水が起こり、人も動物も飲み込まれ。田畑は流され中野一帯は壊滅状態になったのでした。中野の東山が盾となって濁流から難を逃れた小館城からすっかり流されてしまった城下を見て悲しんだ黒姫は事態を収束しようと決意し、一人大沼池に身を投げました。それを知った大蛇はそれまで起こしていた雲を散らし、洪水を止め、大沼池に戻っていったのでした。

池めぐりコース行程、マップ

このコースを行く人がよく立ち寄る場所

山の駅テラス

志賀高原を訪れたらまずこちらへ。観光・アクセスの拠点として、お食事・休憩場所などとしてご利用ください。